ほっこり徒然帳

畑と手仕事

小さな聖火

今年はまだ5月なのに梅雨のような日々。畑2年目の私にとって4月末に植えた夏野菜の生育が気になるこのごろ。

そんな折、落花生の発芽を発見!

そもそも豆類は湿度に弱く、雨が多いと発芽までに種(豆)が腐ってしまうこと、そのなかでも特に落花生は加湿に弱いこともあり、非常に気になっていたのだ。

 

種を蒔いた5月頭はちょうど天候がよかったのだが、そのあと天気予報がガラッと変わって、ほとんど晴れ間のない日々。アドバイザーの方からビニル袋で作る雨除けカバーを教えてもらって設置したものの、本当に発芽するかな?と何とも落ち着かなかった。

 

なので、種蒔きから10日後、おそるおそる不織布をめくって発芽を見つけた喜びと言ったら・・!

芽は種の真ん中を割るようにパッカーンと生えてきており、まるで昔話の桃太郎の誕生のよう。しかも種は地表から2センチの深さに横に蒔いたにも拘わらず、地面に垂直に立っている。発芽したいという思いで地中から種が起き上がってきたのかと思うと、可愛さだけではないその生命力の力強さ、意思の強さに、私の胸の中まで熱くなった。

まるで聖火をもらい受けたよう。ありがとう 落花生クン。聖火もらったよ。